麻生太郎

 

講演会@大隈講堂 2001

 

なんとなくあの講演をするとか講義をするとかいうのはあまりやったことがないんで、今日来たらどんなことになるのかと思いながら来たんですが、あのあまり私にとって票にもならんし金にもならんとこであまりしゃべっちゃいかんなと…、普段はそう思ってるんですけど、えー、今、今時珍しい学ランを着た人がいたんで、あの人から手紙をもらった。「突然お手紙を差し上げます」と始まる早稲田大学人物研究会というところから手紙をいただいたんですが、その中で、この文章でここだけ大きくてちょっと印象的だったんで読んでみます。「今日、わが国を取り巻く状況は大変きびしいものであると思われます。経済問題しかり、教育問題、憲法の問題、外交、政治等々。特に国民が最も関心を寄せているのが経済問題、詰りは不況と呼ばれているこの状況であると思われます。この度の小泉新内閣でも不況からの脱出が最重要事項にあげられます。確かに経済の問題も重要です。併し、そのことが現在の日本全体にある閉鎖感の根本的解決方法のすべてではなくもっと他に何か根強い病根のようなものが他にあると思われるのです」自由民主党総裁選におけてという言葉になるんですが、そのあと続けて「我々日本人全体が、国民としての自分達の認識を変えていかなければならないと思われます。二十世紀の世界を劇的に変化させたのは日本という極東の小さな島国であるということ、世界の中での日本という国のきちんとした位置付けをしかと意識しなければなりません」これだけ高い見識を持ってる記者はなかなかいませんよ。こらあ、ここに新聞記者いっぱいいるけど、ぜひそこん所も頭に入れてもらわないかん所なんであって、「僕はこの意識の問題は憲法や外交等にかなり深くかかわりがあると思うのです」ということでぜひ現実的な国際情勢や経済のことを踏まえて語って欲しいというちょっとした最近のこの種の手紙が、この手紙は多分来なかったと思うんですが、これぐらいきちんとした話を頂いた要請書というのは初めてだもんですから、この早稲田というあまり縁のない学校に来ました。えー、与えられている時間でちゃんと質問時間も残っとけというお達しなんで、感じてることを申し上げて、人が言わないことをしゃべってみたいと思います。

 

 今、2001年、西暦21世紀の初頭に我々はいるんですが、今からちょうど約100年前、いわゆる20世紀初頭から約100年間、今いろんな人がいろんな人がいろんなことを言うけれど、僕はこの100年間の間でやっぱりもっとも驚かせた、それまでの時代と違って最も世界を驚かせたのは何だったか言えば、それはなんと言っても20世紀初頭に始まった日露戦争という戦争によって有色人種が初めて白色人種に勝ったことです。これに勝る世界を驚かせた事件は二つとなかったと思います。その時、どれくらい世界の人が日本が勝てるはずがないと思っていたか、1868年に開国したんですよ。明治維新、1868年に開国したあと、日本という国は少なくとも世界を見てどういう状況にあったかと、日本という国の置かれている状況を考えて、おおこれはえらいことやと、俺たち以外の国は中国はすでに完全にイギリスによって植民地化され、インドネシアはオランダに、シンガポールはイギリスに、フィリピンはアメリカに、インドチャイナはフランスに、早い話が欧米で言っているとほとんどが植民地化される。俺たちもこのままいけば間違いなく時間の問題で、植民地化されることははっきりしていると思ったところが、一番のあの人たちの見識の高さです。そこで、植民地になっていくか、それとも自分たちで自主独立を勝ち取るかの選択があった。その時にはすでに北のほうからロシアがずーっとおりてきた時ですから。そこで我々の先祖は、皆さんがたの先輩のこの大隈重信をはじめそういった人たちを始め断固独立を取ると、そのためにはどうすればよいのか言えば、世界を回ってみて欧米列強、正確には欧州列強が正しいと思います。当時アメリカは大国ではありませんでしたから、世界の大国はイギリス、ロシア、中国、当時は清です、この三つが世界の大国だった。アメリカとかいうところはまだ、ロシアとかいうところもまだ当時は世界の列強に入っていません。世界の大国までなってなかった。三大大国というのは今言った三つです。そこで、何としてもこらがんばらないかんと。いうことで、相手が力を侵攻してるんだから話ははえーと。こっちも力を持てば相手は率直に認めざるを得ないと。道義に耐える必要はまったくないと。こっちは道義の国、道徳とか人徳とかそういうことを言う東洋の国だけど、敵は、相手方は力の信奉者なんだから。なら俺たちも力を持てばいいと。きわめて明確にその時代というものを看破した、見抜いた。いうところがあの時代の人のもっとも偉い見識だったと思います。結果としてそのためには、目的は何だ、兵隊を強くする。そのためには強兵。そのためには国を冨まさないかんから富国。国を富ませるには殖産興業。きわめて明確にたったったっと国家目標を立てて、日本という国のすべての国家予算の、開いてみて、これしか金がねえんだ。これをどこに有効に突っ込むかといえばまず国防費に三割、当時は全然教育が行き渡っていませんから、殖産興業を興していくためには教育が要ると。だから教育費に三割。文部省と防衛省に六割金突っ込んだわけです、今風に言やあ。残りすべてを四割で賄うという、専門家用語で言うと傾斜配分をして徹底してそれを強くした結果、ご存知のように日清戦争、1888年だったかな? にこら勝つわけです。当時の大国中国に勝ったわけです。そして続いて10年後に行われた日露戦争においては、1905年、あのナポレオンすら勝てなかった帝政ロシアに日本は陸上においては奉天の会戦で、そして海上においては日本海海戦でいずれも勝利をすることを決定づけます。これに勝る世界の大事件はありませんでした。500年間ぐらいのスパンで見ても、十字軍この方、十字軍とは13世紀のことだから、十字軍この方、十字軍は言っときますけど学校でどんな風に習ってるかは知りませんが、あれは明らかにアラビア人という人たちが白人に勝った話ですからね。だからそういう歴史から見直してみれば、少なくとも500年間くらいのスパンで初めて有色人種が白色人種に勝つ、こら20世紀初頭を飾るのに最も大事件なことでありました。これが日本の始まりですよ。何が言いたいかって言うと皆さん方の祖先はそうやって頑張ったんだ。そのために体も張ったさ。私どもはそこのところが一番肝心なんであって、それがやってくれてなければ、間違いなく日本はどっかの国の植民地になってたことははっきりしています。これが、日本という国を、近代日本という国を考える時の一番の根本であります。

以後100年間、世界相手に戦争やって負けもしました。しかしそのあと軍事力の時代は終わったと、これからは経済力やと。しかし軍事もやらないかんと。そこで軍事は負けたアメリカに一任、すべて経済に集中した。人材人物すべて経済に集中させて、結果として日本はほとんど終わったと。日本という国はもうこてんぱしに叩きのめされて、原爆を二つ落とされて負けたといわれた日本が20年を経ずしてしていきなり復興してくる。昭和20年に戦争が終わるのですが、昭和30年には「もはや戦後ではない」という言葉が出たのはたった10年です。そしてその後ご存知のように経済成長を、奇跡の経済成長をやってのけて、当時1ドル360円だったんですよ。それが1971年にはそれが一挙に固定相場制から自由相場制に変わって、1971年ドルショック、そしてだんだんドルの値打ちが下がってきて240円。198511月にはそれがさらに値打ちが下がって120円。一挙にですよ。そして1994419日にはご存知のように1ドル80円まで値打ちを下げた。アメリカが落ち目の三太郎になってたわけです。その間日本は360円だった円が80円で1ドル買えるようになった。ものすごい大きな時代の変化、これは経済力です。経済という力を持ったことは、それだけ世界に影響力を持った。今なんとなく不景気って話をよく聞くけれども、事実不景気というものに遭っていますが、不景気の背景というものを考えてもらった時に、今の点だけはぜひ忘れんでください。加えて今皆さん方は1400兆円の個人金融資産をお持ちです。顔見てもあんま金持ってそうなのいないけど。おじいちゃんおばあちゃんみんな持ってる。1400兆円のお金のうちの実に70パーセント、約980兆円は65歳以上の高齢者の人が持っています。おじいちゃんおばあちゃんは金持ち、こらはっきりその数字が物語っています。若いけど若い人は全然持ってねえ。30代なんかほとんど持ってない。これが現実だけどしかし1400兆円は、世界最大の個人金融資産です。人口比に比べてもえらいこと。加えて今でも世界最大の債権国家。世界中にお金貸してる。貸してるほうよ。アメリカは世界最大の債務国家。世界中から金借りてるほう。こっちは金貸してるほう。その意味の違いはこんなにあります。借りてるほうと貸してるほうは値打が全然違う。加えて皆さん方ご存知のように、この国では犯罪の発生率がやたら少ない。この犯罪発生率の少なさは信じられないくらい少ない。

そういった数字を基にして行くと、皆さん方はこの国をどういった風に考えておられるか知らないけど、数字の上からいくと、この国はえー国や。文句つけようがないね、悪いけど。金持ってて、ね、そしてこの国は世界最大の長寿国ですよ、平均寿命80歳。アメリカやらイギリスやら問題にならん。そういった健康で恵まれ、健康に恵まれてるというのは環境によくないと恵まれんからね。金持ってて、犯罪が少なくて、そういう国っていうのはこら数字の上からは少なくとも文句はつけられんのですよ。失業率が高い、何パーセントですって、4,9パーセントですって、それが大変ですよってヨーロッパの人に言ってごらん。4パーセントって言うと、14パーセント? って必ず聞いてきますよ。14パーセントもあるのかと。ノーノーノー4パーセントって言ったらそれがなんで失業率がたけえことになるんだと。俺の国じゃ11パーセントあるとか、ね、俺の国じゃすでに13パーセントあるとドイツの人やらフランスの人やらは言うんだ。その人たちに向かって4パーセントが高いなんて言われると何をいっとるんだと、考えるのがヨーロッパの先進国家の実態です。犯罪について言いましたけど少なくとも今の時代というものを、少なくともこの早稲田…、でもどこでもいいですよ、たとえば日比谷公園でもいい、そういったところを夜11時に皆さん方お嬢さんが一人で歩けますか、歩けますよ。別に襲われない、あの、ブスとかシャンとか関係なく襲われない。ニューヨークで、セントラルパークで、もしくはロンドンのハイドパークで、どこでもいいや。そういったところで夜11時過ぎに女性が美しくなくてもだれでもいい一人で歩いて襲われなかったら奇跡に近い。襲われても誰も同情しない。そんなとこ歩いてるやつが悪いんだ。それで終わりです。ニューヨークも治安が良くなったけど今でも150丁目だとか121丁目なんとか悪名高きとこがあるけどずいぶん変わってきて今良くなったけれど、それでも治安がいいというようなところは少なくとも普段マスコミが全く評価の対象にしないけれど、世界から見たら最もうらやましいところです。そういう国だということをまず頭に入れてもらって、少なくとも日本という国がこの20世紀で果たした役割というのは極めて大きかったと、いう点だけはぜひ頭に入れておいてください。

その上で21世紀というのを考えてみないかん。21世紀に起きることは何が変わってくるだろうかと言った時に我々は、いくつかのことが変わってくる中で、どうしたってわれわれの時代、皆さん方に時代に考えないかんのは、人口の構成比が変わることです。こらものすごく大きいよ。今65歳以上の人が2160万人、去年の9月の15日の敬老の日で。2160万人という、人口比で約15パーセント弱。この15パーセントが今から25年で25パーセントになります。高齢者の比率がどんどん増える。25パーセントってことは4人に1人。65歳以上、それが人口比でそうなります。予想ん中でこれだけ当たる予想ないからね。産まれちゃってんだから極めてわかり易い。戦争でも起きてまとめて死なない限りは必ずそうなります。そうするとどうなる。今5,7人、16歳以上64歳以下5,7人で一人の高齢者の医療費面倒看てると思って、それが今。しかし今から25年経つと、2,2人で1人の人口比になります、そうするとどうなる。216121になるんですよ、簡単に言えば。税金3倍払って、社会保障3倍払ってという話を皆さんは耐えられますか? 耐えられんと思うね。今ですら高いと思ってんだろうから。そうすると何らかの形で変えなきゃどうしようもない、どう変える、そういうのが今問われてるんですよ。言っとくけど俺は60だからね。平均寿命から考えたらあと25年経って生きてないから、単純計算して、俺はもらうだけもらってサイナラさ。しかしオタクラ違うよ。払うだけ払って、はいもらおうと思ったら払うやついねえって話してんだから。そっちのほうが真剣に考えてもらわないかん。これ皆さんに話してんだから。

したがって今、小泉という人が自由民主党の総裁になって新しい時代というものを考えて行くに当たって、ぜひとも今言ったようなことを考えてもらわないかん。社会保障というものは真剣に、皆さんの話なんだから、考えてもらわないかん、改革だと言ってその改革だと叫んでいる小泉に、皆さんは実に85パーセントだとか90パーセントだとか言う支持率を今与えています。昨日行われた東京都の都議会議員選挙でも間違いなくそれまではしゃいでいた共産党ががぱっと減って、そして第2位には公明党、第3位に民主党が出てきた。自民党は前回を大幅に上回って53議席。55人立ててましたから、2人落ちてあと53人当選したってことです。こら、今までないくらいものすごく大事件が起きた。それは小泉という人の効果が大きかったと新聞は書いている。ほんとかどうか知りませんよ。現実問題としてそうだろうなあと思わせる状況はわれわれ選挙をやってる者からすると明らかです。改革を期待されとる、問題は改革という言葉の裏っ側にはやった結果、改善する場合もあれば解約になる場合もあるからね。改革という言葉の表と裏を考えておかないと、明らかに発想を間違える。結果が大事なんだから。そうすると80パーセントを90パーセントの人にとって改革なんてことは普通はないよ。普通は改革をすれば、その改革が自分にとって良くない悪い都合になったと思う人も必ずいるよ、三割は。良かったと思う人が五割じゃそれで良しだ。それ以上期待しちゃいかん。しかし今は九割の人が賛成するとなったら、こら痛い目に遭う人が何割かでるってことだ。っていうことを考えるとこら改革って考えると余程うまく考えたほうがいい。うまくしていかないと、こら、やってみたら、話が違うじゃないかと、ということにならないように私たちの立場としてはせないかん。そうしていかないと話が全然違う。いいと思ったらどーんと悪い時と、まあこんなもんかなーと思ったときこんな時では受けるニュアンス全然違うから。そういった意味では、こら政治ってものは冷静に見てもらわなくちゃいかん。特に今のような場合はなんとなく政治に関する関心が高い。そこでみんな政治家が「若者が政治の関心を持つようになった」と「テレビの視聴率が上がった、ええことだ」と、僕はそうは思いません。政治に関心を持つというのは悪いことじゃないよ。しかしこれだけ関心をもたれるというのは政治がうまくいってないんだ。健康と同じで普段皆さん方は若いから、健康に興味ないよ、毎晩一升酒飲んでも、ね、バーボン1本あけたって、別に次の日はけろっとしてられるだけの若さと体力があるから、そら健康だからさ。しかし60にもなりゃそうはいかねえ。この辺でやめとこうというふうになる、持たないから体力が。そして次の日はなんとなく今日は肝臓がはれてるだとか、ね、なんとなく胃がもたれるとか、そら健康じゃないからさ。同じことなんであって、政治に関心がないってことは政治がうまく行ってるってことのひとつに証拠なんだ。そら決して悪いことじゃない。みんなが政治に関心があるよりは余程いいことだと僕は思っています。しかし今えらく政治に関心が出てきた。明らかに政治に今問題があるんだ。そういう具合に考えておかないと、今のようになんとなくみんながこんだけ視聴率が高くて、こら明らかに問題です。ついこの間まで国会中継なんてものは米印、ああ米印っていうのは1パーセント以下の視聴率のことをテレビ業界では米印って言うんだよ。その米印ゆう風に言われた国会中継が、今は巨人阪神戦に匹敵すんだからね。こらちょっと異常なんじゃないかねえ、しかも朝っぱらですよあれは。朝の9時か10時ごろからやってんの。外務委員会、田中真紀子登場、ぐーんと十何パーセントも視聴率が上がる。夜の巨人阪戦が11パーセントだとするなら、かたっぽは夜よ、かたっぽは朝っぱらからやってこっちのほうが高い、というのはこらちょっと異常であります。私からいうとあんまりええこっちゃない。そしてちょっと田中真紀子のことを悪いこと言ってごらんなさいよ、あなたぶわーっとファックスが来る。ね、みんながいいという話聞いたら危ねえ、そら誰かが嘘ついてんだよ。みんながみんないい話なんかあるもんか。そう思うのが普通よ、12000万人みんなハッピーなんてそんな話どう考えてもおかしいんだ。全体主義やってんじゃないんだ、こっちは民主主義やってんだから。そうするとこれはおかしいということはおかしいといわないかん。それが民主主義ってもんだから。人があんまりうまい話したら眉に唾つけて聞かないかん。そんな安い金で儲かりますって言われたらなんかアブねえな、って思うほうが常識だ。それと同じように、みんながいい、いいってなるとこらアブねえなと、という気になる、そこで誰かがいわないかん。「田中さん、あなた少なくとも立法府の代表ですよ。ね、そのあなたが直接立法府の人にこの質問はどうしても時間がないから、なんとか時間の都合で一時間で切ってくれ」と立法府同士なら言ってもええ、田中真紀子も国会議員だから。同じ仲間にそういうことをいうのはそら理解できんこともない。しかしそれを自分の部下の行政府の役人に、「おまえ立法府行ってこの質問しないでって言って来い」というのはそら明らかに行政の立法に対する介入です。こら明らかに問題なんだ。したがって「そういうことは言うべきではありません」と言うと翌日、私のところにファックスがブーン。ね、「田中真紀子さん教科書のことワンワン言ってましたがあなたあの教科書読みましたか。ほんとに読んで言ってるんですね?」質問する、「読んでいません」「読んでいないでそんなわかったような質問してもらうのは困ります。あなたは今外務省の長ですよ、当然じゃありませんか。軽率なこと言ってもらっちゃ困ります、とご忠告申し上げます」と予算委員会でやるとまたブーンと。ね、「田中真紀子先生をいじめないでください」そらまだかわいらしいほう。「死ね」とかね大体そういうのが多いね、大体単純なやつが多いね。ね、「おまえ死ね」とかひどいのはもっとひどいのがあったね、「田中真紀子大臣の知らないことは聞かないでください」こらな、悲しくなるね。これ女性文字が多いから女性がやたら多いに違いないんだな。あのね、今日また話を聞いて田中真紀子についてなんちゅうことを言うんだと言う田中真紀子ファンもこん中にいるんだろうけど、皆さん方がくれるときはぜひ手紙でください。あれファックスだと紙代こっち持ちなんですよね、あれ。経費がかかってかなわん。不満があるならぜひお互い様言い合うのは自由なんだから、言ってもらうのは結構だから手紙でということはあらかじめ重ねてお願い申し上げます。

そこで今私どもとしてはいろんなことを変えていかないかんという中で、たとえば一つぐらい具体的な話をしたほうがいいと思いますんで、具体的な話をするとたとえば道路財源の見直しって言う問題があります。よく出てくる話のひとつだから。見直す、私どもも見直したいと思っています。どう見直すのかというとこが問題なんです。これは皆さん方がガソリンを使ったり車というものを乗ってることによって車を走らせるために道路を作るんだから、そこで道路を作るために皆さん方が車を運転するために使ういわゆるガソリン税、重量税、そういったものを頂戴して、それを道路のためにというんで5兆円、55000億円くらい毎年払ってると思って下さいね。このお金で高速道路などができているわけだから。その道路に使ってるお金をもう少し幅広く使わせてくれるようになりませんかというのが今道路財源の見直しという話の背景です。そこでじゃあどうすんのかと、なんでもかんでもこりゃ目的税ですから車に関係ないものに使ってもらっちゃ困るという当たり前のことなんであって、そこでたとえば免許取った人もいっぱいいるだろうけど、今ほとんどの人が免許書とって最初にぶつけるのはほとんど電信柱が多いんだ。車もうすでに電信柱にぶつけた経験者がいっぱいいるんだろうけど、こすったりするのはほとんど電信柱ですよ。道路に電信柱が建っとる。しかしあの道路は国のもんよ、国有地。もしくは都が持っておれば都有地、県有地だ。建ってる電信柱はありゃ東京電力のもんだ、だから持ち主が違う。別に道路に金払わず東京電力が買って立てとるわけだから。あれを地下に埋設してくださいと。道路は間違いなくひどくなります。かつ六本木やら新宿やら歩いてるときに周りの若い兄ちゃんやら姉ちゃんばっかりの顔を見ないで、たまには上見て上。歓楽街であんな汚ねえとこありませんよ。何で汚いんだ、電信柱の電柱の電線ですよ。これが景観を恐ろしく汚いものにしている。みんなそう思っているはずですよ。だったらあれ地下に埋設してくれと。しかしこれ頼まれた東京電力がやっても全然もうからねえ。地下に埋設して東京電力一つもいいことありません。だから売れない、経営者の立場としてはわかる、元経営者としては。そこでさっきの道路財源を仮に使わせてもらって、これ電柱の地下埋設に使わせてくださいと。もしそれが仮に出来上がったらそのお金で東京電力さんはい、お宅これ埋めてと、ついでに光ファイバーも埋めて、光ファイバーもいっしょに地下埋設してくださいと。各電力配線やり直して光ファイバーつけるのが条件。いうと一挙に電信柱が細いとこからなくなる。何が変わるかってまず景観が変わる、景色が変わる。景観が変わったら眺めが変わったらそれに面しているビルは、今までの電信柱が建ってる風景に見合ったビルが電信柱がなくなった風景には合わなくなる。そうすると間違いなくみんな建てかえ始める。実験したところがいくつもありますんでほかにも例があります。建て替える、そりゃ明らかに景気の刺激策になる。そしてもちろん電信柱が地下に埋設されてきれいになって光ファイバーが入って、いろんな意味で便利になる。そういったものに道路財源を使えるようにする。一つの例ですよ、これをやるやらないって言ってるんじゃない。そういったように今まである今までは道路であるために絶対必要でしたけど道路も必要だけど、同時にそういったものも道路に関係するでしょうかと。そういうものに使わせてくださいと。いうように今、道路財源の見直しというのはそういうことです。したがってぜひ皆さん方この景気というものも大事なんだけどという話もさっき出ましたけど、少なくとも今あるものを見直していくときにはぜひそういった点を考えてもらわないかん。かつわれわれは今言ったように経過が見えるという部分じゃなくて、たとえばさっきの高齢者の話に戻れば、高齢者の話も少なくとも今までは5パーセントくらいしか老人が比率としてはいなかった。ジョン・レノンというビートルズという、まあ昔流行った何、エルビス・プレスリーが終わった後出てきた人たちの世代だが、これは私と同い年、60歳。ジョン・レノンというのはもし生きてたら私と同い年だったわけですが、この人があと5年したら老齢年金ですよ。しかし今世の中見てもらったらわかるけど老人というものの比率はでかくなったけど、その中で寝たきり老人・老人性痴呆症っていうのは13パーセントしかいないんですよ、正確には12,77パーセントしかいません。あとの老人、高齢者は元気、はっきり言って周りが迷惑するくらい元気。永田町だけの話じゃありません。どこでもそうです。元気なじいさんばあさんってのは世の中にいっぱいいるの。そしてその人たちがさっき言ったように金も持ってんのよ。そしたらその人たちを老人ホームに追いやろうという政策自体が間違ってるんですよ。元気で働きてえって言ってんだから、しかも金持ってんだから、その人たちを安く使うことを考えたほうがよっぽど経済のためになる。国全体としては当たり前のことだ。暗く貧しい高齢化社会しか考えられないのはそりゃ役人のレベルの話だ。皆さん方が今から生きていくんだったら少なくとも日本という国は活力ある高齢化社会というものをもし仮に日本という国が創造することに成功したら、世界は黙って日本を見習います。どうやったらおまえらみたいに活力あふれる高齢化社会ができるんだと、世界は間違いなく日本を見習う。今までは価値観というものは欧米先進国のこれが価値観だと、これが絶対だということを言ってそれ通りやれというのが今までの時代の流れだったんだって。20世紀は間違いなくそうでしょうが、イデオロギーっていうのはそういうもんです。イデオロギーは神様がくっついてるからさらに込み入る。神っていうのは正義ですから、神は正義よ。神は悪の対象じゃないから。神は正義、神が行うことは絶対だ、正義なんだから。でしょ? しかし日本にとっちゃ神は正義かといわれるといろいろ考えるよ。なぜならわれわれは神さまいっぱいいるから、八百八万、八百万の神様というんだ。あちらはエホバの神であり、キリストであり、アラーであり、神はひとつだ。その神以外の神は認めない。第一条に書いてあるように天子の述懐でも読んでみたら書いてある。間違いなく神は第一条にそう書いてある、そういう国だ。しかしわれわれは違う、その神との契約を破ったアダムに対し神が与えたもうし罰は何だといえば労働であります。アダムに与えられた罰は労働ですよ。したがって人間は労働するということは神に与えられた罰、したがって罰が楽しくちゃ困るから労働は厳しくなければならん。それがキリスト教に基づく教えだから。俺のうちはカトリックだから今のはよく聞かされた話。かたわら日本見て、日本というのは神道というものがあるけれども、こちらはどういうことが書いてある、少なくとも神道に教典というものはないから、これは一種のシャーマニズム、土着宗教、これは教典はない。しかしその教典がない日本という国の神道によれば、一番古いのは古事記と言われるが、古事記を見ればわかる。天照大神、天照大神というのは断っときますが女性の神様ですからね、男じゃありませんよ。天照大神は機織小屋から出でたまひ、神々はいかにしておはすぞと天の岩棚をあけたまひ高天原をながむれば、神々は野に出て働いていたって書いてある。最近の学校じゃ教えてくんねえだろうけど、俺たちの世代はみんなこれ習った世代だ。大事なことがいくつかある、まず神々と言う以上神は一つじゃない。二つ目、天照大神という女の神様が機織小屋から出てきたんだからこれは機を織ってた、神様が労働してたんだ。神々はいかにしておはすぞと高天原をながむれば神々は野に出て働いていた、明らかにアメリカ・ヨーロッパ、キリスト教文明圏においては労働は罰だ、わが国で言えばパニッシュメントだったんだ。しかしわが国においては神々が働くんだから、罰なはずはありえない。したがってわれわれにとっては労働は正しいことなんだから、労働は倫理に基づいて正しい。英語で言えばWork is a virtue.なんだから。こら根本的にまったく違うよ。そういうような目でぜひ外国人とこれから若い人たちは出て行っていろんな話をするんだろうけど、今の話をしておまえらと俺たちは宗教観の違いだと、俺たちにとって労働はvirtueなんだということを言って未だかつて論戦して負けたことは一回もない。こら宗教観が根本的に違うんだということを何で堂々と言わんのです。私どもは基本的にそういったところを頭に入れて、ぜひ皆さん方にこれから若い人たちが出て行くときにいろんな物事へ出て行くときに考えてもらえればええと。そう思って今の西洋物質文明とは明らかに違った価値観が今出てきて、少なくとも神が絶対と思ったローマ法王ヨハネパウロ23世が今何してんです、エルサレムに行きわれわれキリスト教徒がユダヤ人に対して行って謝罪したのよ。ローマ法王というのはカトリックにおいては絶対神の言葉を代弁する人だ。この人がエルサレムに行って謝る、こりゃあ、カトリック教徒にとっちゃ大事件ですなあ。21世紀初頭を飾るのに最大の事件は多分これだったと、いうくらいの大事件だったということが行われた。神が謝罪したんだから。間違えるはずのない神が謝罪したということに勝る大きな事件が多分キリスト教にとっては最大の事件だったと多分言うだろうと思いますが、そういった観点でぜひものを見てください。価値観というのは東洋の価値観と西洋の価値観とがぶつかり合うという簡単な文明の衝突みたいなあんな単純な話じゃありません。もう少し世の中っていうのを楽に見て、いろんな意味でそういったものをうまく融合していくんであれば少なくともほかの異なった価値観の神々と、異なった価値観の民族と、異なった価値観の文明とわれわれがいかにしてうまく融合していくかというのが21世紀に問われる。もしそれを日本という国が今言ったようなことを堂々と言い、そういったことで世界とうまくやることに成功したら、間違いなく21世紀は日本の時代になるんだ。先ほどの高齢化のいったときにも、活力ある高齢化社会いうのをつくり出した時に世界中高齢化したら間違いなくこうなっていくと思ってんだから、日本だけ違ったということになったらWhyどうしてということになる。それは間違いなく世界が日本を見習うということの背景です。ぜひそういった意味で物事を見ていただければということを私15分残して質問が出るからお話だったんで今の話をさせていただきました。

あと4時まで時間がありますんでご質問があれば聞かせて頂ければと思います。まじめに大学生っていうのは絶対人の話を聞くときにはテレビと同じ感覚で、しゃべりながらしか聞けないほど能力が低下していると聞いたけどえらく静かに聞いていただけたことに心から感謝をして講演に代えます。ありがとうございました。

 

質問A:デフレ対策として光ファイバーの整備とか東京の地下に地下道建設を行って都市の価値を上げてデフレを収めるというようなことをホームページに書かれていらっしゃいますが、その政策について詳しく教えてもらいたいのですが。

応答A:戦後、デフレーションいうものを初めてわれわれは経験しました。日本の経済はすべてインフレーションで対応してきたんです。それが1ドル2円だったんですから、それが1ドル360円にいきなりハイパーインフレーションでボーンとインフレになったのが初めて以来、ずーっと戦後一貫してインフレです。その中において日本は消費者物価が前年度、2年連続マイナスということを初めて経験しました。経済成長はいっときますけど1パーセント上がっても、物価が2パーセント下がってりゃマイナスですからね。名目経済ってのはそういうことになりますから。世の中名目経済で…、こりゃ経済学部の人っていうんで名目と実質の違いわかると思うんで、名目で行けばそれだ。マイナスなんですよ。したがって去年も経済成長率が実質で書いてあるもんだから0,9パーセントのプラスと言ってるけれども実際は名目ではマイナスになっています。したがって明らかに世の中は消費者物価を含めて経済は下を向いてるわけ。そういう状況の中でありますんでわれわれは未だかつて戦後はじめての経験をしてますんで対応は、経験者みたいな人はゼロです。役所の中にも政治家でも昭和2年にやったことあるんですから、今昭和76年ですから、昭和で言えば、74年前起きた話ですから。それは今実際問題経験した人はいません。そこでまず一番最初に言ったことはとても大事なことであって、経済成長というものはどうしてそうなったかという原因は、この10年間で皆さん方の親父やお袋が持ってる土地と株は1300兆円値下がりしました。1300兆円値下がりした。ついこの間まで土地さえ下がれば世の中良くなる、土地さえ下がれば経済が良くなると一生懸命新聞に書いてあったけど嘘八百だと。土地が下がったらみんな担保が不足してきて経済はまったく今立ち行かなくなったと言われている最大の理由は資産価格の下落です。その資産価格は下落したにもかかわらず経済成長は年率1パーセントくらいそこそこ行けた。10年間で13パーセントいけた最大の理由は財政による出動です。財政出動したからそこそこ持ったんだ。財政出動裏打ちするものとしてたとえば、たとえば国債いうものをやって結果的に666兆円、平成13年度会計年度末、666兆円に膨れ上がるといわれている。そうすると経済を知らない人は、おお大変だ、っていう話をして666兆円の話をするけれども商売やったら貸方と借方の違いくらいわかるだろうが、借方で600兆円あると言うけれどもまあ万で行こう、600万。600万の借金があればおおずいぶん借金があるなと言うけれどもそいつが1000万円の預金通帳を持ったらなんてことない、だろ? 何で借金の話ばっかりして資産の話しないの? 偏っていますよ、今の話は。資産をよく見てもらえば先ほど言ったように、日本ってのは結構金持ってんだ。その意味でこの資産からこの借金を引いてもらって残りがいくらかというと、まあ簡単に言えばヨーロッパ先進諸国とほぼ同じくらい。総債務と純債務は違います。総債務から債権を引いてもらって残りが純債務。その純債務はヨーロッパ先進諸国と同じくらいのものであって、そんなにむちゃくちゃ日本だけがでたらめな経営をやったわけじゃありません。そこでこれから先ほったっときゃもっと行くから、そのためにどうするかって話をしたときにある程度財政が出動しない限り経済がデフレスパイラルが起きないように、経済が螺旋的に落っこちないようにするためにはそこそこ経済成長を維持する、ゼロ以下にはしない、ゼロ・プラスにする。というのがこの間出た竹中平蔵経済財政担当大臣の言っている、経済は低くなってもゼロ・プラスに維持しなきゃいかんって言ってるのはそこです。そのゼロ・プラスにする手口が今問題なんですな。そこでたとえばいろいろありますよ。その中の一つとしてさっき電柱やら何やらに将来、皆さん方の世代に使えるようなものには今投資すべきなんだって。土地が安いんだよ。金利が安い、1,3パーセントだからね。1,3パーセントで金借りられる、信じられないくらい安いわけですよ。それでも金借りねえんだから、世の中の人は。企業はどんどんお金を返しています。50兆円今まで毎年借りてた企業が、この2,3年間20兆円の返済超です。企業は全体でみれば借りてる金より返してる金の方が多い。経済学部なら知っているだろうが、利益の最大化をやめて債務の最小化を選んだ、経済用語ではそう言うんです。債務の最少化を目指した。儲けるより金返すほうが先だと、悪いこっちゃない。全然悪いことじゃない、これは。しかし12700万人全員でそれやられたらどうなる。みんなで金借りなくなったらどうなると思う?これが今起きてる問題ですよ。麻生太郎が、ね、酒やめた、ゴルフもやめた、女もやめた、何もかもみんなやめたと、うちのかみさんも家の亭主もやっと堅気になったとそりゃ喜ぶだろう。しかしみんなでそれやってごらんよ、あんた。間違いなく新宿歌舞伎町はつぶれます。日本中のゴルフ場はみんなつぶれる、酒屋は一軒も無くなる、日本中大不況さ。個人においていくら正しいことをやっても全体でやればいいことにはならない。これは経済用語で合成の誤謬というんだ。この合成の誤謬が今起きてんだって。だから政府としておまえらもっと金借りろなんて言えませんよ。となれば誰かがやらないかん、なれば今金利が安い、工期が短い、土地代は安い、工事費も安いと。今将来のために投資すべきは政府なんだ。私の申し上げてるのはそれであって、それが亀井静香のように3パーセントも4パーセントもってのは行き過ぎている。ね、そんなのやる必要はどこにあんだと、プラスになるようにマイナスにならねえ程度に抑えろといってその何だっけ、落書板というか俺のよくからかう、えー何だ、ホームページね、俺にとっては電子落書板みたいなもんなんだけど、まああれですよ、それは一つの手口として書きました。だけど例えばね、それを補うためにいろんなアイデアというものは他にもあるんであって、こんな国際空港時代にこんな大都市で国際空港が一つしかないなんて世界中で東京だけですよ。パリでもロンドンでもニューヨークでもみんな三つくらいあんだから。ここだけは一つしかない、しかも成田まで2時間半、冗談じゃありませんこんなのは。だから今世界の国際会議でやたら福岡が増えてきた。このまえ福岡でサミットやった効果ですよ。こんな近いのかと、15分で都市部に入ってこられるんだから。こんな便利な国際空港ありませんよ。福岡は今国際会議の予約がえらい増えてきた、インフラストラクチャーの整備ってのはそういうもんだ。その地域の値打ちってのはその地域に光ファイバーが完全に行き渡っているとか、もしくは空港へのアクセスがいいとか、道路が便利だとかそういったもんがその都市の値打を決めるのであって、治安がいいというのも大事ですよ、すごく大事なこと。そういったもんが今の値打になってきてる時代なんだから、今質問があったようなもんに金をかける。たとえばまたそれは国債か、そんなことはないんであっていろいろ手口がある。たとえば今度小泉総裁がやめるといった中に住宅金融公庫というのがあったろ、住宅金融公庫というのは特殊法人の一つでやめたほうがええと。あれ住宅金融公庫に皆さん方親父やお袋は金借りてるはずよ、家を建てるのに。ね、あれ金利はすげえ高いんだぜ。あれ昔通りにやってるはずだから。高い金利のやつ、しかも抵当は一番のはずだから、抵当って意味わかねえ…、根抵当とか抵当権設定、この抵当に入ってるやつは国家から金借りてるんだから一番さ。だったらこの膨大な債権を銀行に売ればいい、銀行に。銀行は今国家から国債買って1,3パーセントしかつかねえんだから。1,3パーセント銀行金借りてるんだ。だから皆さん銀行に金預けにいったって今0,0いくつしかつかねえだろ、たぶん普通預金だとほとんどつかないはずだと思うねえ。銀行に金預金したことねえか、みんな。あれお金持ってないとやれないけど、まあほとんど定期預金なんかややるとつかないのよ、ね、そのうち銀行にお金預けたら金利がつくと思ってるうちはまだだいいほうで、そのうち預かりチン出せって言うかもしれない。あんたら金預かってやってんだから金出せって。銀行に金持ってったら預かりチンを出すという時代になるかもしれんというくらい金利は下がっています。今言った住宅金融公庫の債権を*間違いない担保がついてて、そして金利は高いんだぜ。それを政府、銀行が持ってるお金でそれを借りて代わりに運用したらそれも1兆円2兆円買っても政府は赤字公債ではありませんよ、資産の売却ですから。会社ってのはそうやって経営しているはずだ。そういうような発想だってできるんであって、この種の話は何もこう考えて財政とか公共工事イコール悪かのがとく新聞は書いてるけどそれは全然物事が見えてない人の話なんであって、ぜひそういった意味では広くものを考えればいろいろなやり方があるんだということも頭に入れておいてもらっていいんであって、そこらはなかなか役人としては難しい、でそこは政治家の出番なんだと私どもはそう思ってますんでそういうアイデアがあるんだったら政治家になる事を勧めます。経済学部やめて政治学部に転向するとか、なんか手口はいろいろあるんだと思いますけど。ぜひいろんな意味で今申し上げたようなのは一つの例ですからそういった意味でいろんなことを考えていけばいいんじゃないかということを一つ頭に入れていただいて、今のだってそりゃ法律的には今の状況ではできない。それを変えるのが議員なんであってそういったのがわたしどもに与えられている仕事だと思っています。ちょっと今のやつは難しい話だもんね、ちょっと丁寧にしゃべらんとまたここにいる新聞記者がいい加減ないいとこだけとって書くと話が込み入るからね。さっきの田中真紀子さんと同じになったらかなわんからね、ちょっと今丁寧にしゃべったんですが。

 

質問B:太平洋戦争についてどのような歴史観を持っておられますか。また日本の持っている価値観についてもう少し詳しくお願いします。

応答B:小林よしのりの戦争論ってのを読みましたか? 質問、小林よしのりって人知ってる? 今最近戦争論ってのを書いて中学校の教科書を書くのにまあ、あの人が書いたわけじゃないけど…、小林よしのりって人は知ってんだ。この人の書いた戦争論っていう漫画です。今たしか65万部くらい売れたと思いますね、そして今度の新しい歴史の教科書、中学生向けの教科書ゆうのも今北海道大学の先生やら何やらがあんなのおかしいとワンワン言ってることも確かですけれどもその国にはその国の歴史観、その国の歴史というものがそれぞれあるんです。ぜひそういったものを前提にして、これだけが、中国の歴史観だけがすべて善、韓国が言ってるのはすべて善というのはこれは行き過ぎであります。たとえば同じ国でもアメリカでわれわれは南北戦争の事をCivil War、市民戦争とわれわれは学校で習った。しかしサウスカロライナとかルイジアナとかテネシーいわゆる南部に行ったら教科書にはあの南北戦争は北の侵略と書いてある、Northern Invasionって書いてある。同じアメリカ合衆国ですよ、それでも南と北では価値観が全然違う。リンカーンの写真なんか一枚もない、ありゃ北の侵略者だから。それがその国の歴史教科書の一つの例です。イギリスに行ったらアメリカの独立戦争は植民地の反乱と書いてある、そりゃその国によってはその国の価値観があって当たり前のことなんだ。私どもはそういった点で今の戦争というものを考えてみると一方的な価値観だけでやるのは間違っています。少なくとも日本には日本なりの理屈があったんであって、すべて侵略戦争だったか、すべて何とかだったかというのはそりゃ反論していけばいくらでも出てくることであって、極東国際軍事裁判の結果だというけれどもその極東国際軍事法廷っていうのはフェアーな軍事法廷だったかということに関しては今ではアメリカですらIt was not fair.ということがことがきちんと言われるようになりました。ダグラス・マッカーサーのいわゆる外交・軍事・秘密小委員会においての証言も今では戦後の議事録として公開されるようになった。不思議とあの公開された議事録が日本の新聞に載ることはありません。産経新聞が一部出すくらいかな、そんなもんだったと記憶していますが。そういった意味ではそういったものを広く読んだ上で見ないと話を間違えるかなあと思います、それが一つ。もう一つは日本の価値観というのは、ちょっとこりゃあと5分でしゃべり切るのは無理があるがねえ…、ちょっとそこのやつはこれでまた言うといきなり右翼の発言として明日はまた新聞に躍ることになるんで、田中真紀子のですら迷惑してんのにまた右翼ので今度は左翼からファックスが来て紙代かかってしょうがないんで、あの…うかつなことは言えないんで、あの…、言葉を選ぶんで、なんだやたら歯切れの悪い答えをするなあと思うかもしれんけれど、日本人の持っている価値観は、ぼくは外国はアフリカに2年とかブラジルに1年とかイギリス、アメリカは34年いましたんで海外が長いせいもあるんだけどなんとなく価値観というものはそれぞれ俺たちの価値観というものは同じ日本人でも全然違うんだと思うんですね。たとえばつまんない話ですけれども外国に長く住んでてお墓参りに連れてってもらったことのある人ってのはたぶん一人もいないと思うんだね。イギリスやアメリカでお墓参りをするという文化っていうのは多分欧米にはないよ。少なくとも俺は連れて行ってもらったことがない、長いこと住んでいたけれども。しかし日本はお彼岸だ、ね、中日だ、お盆だ、四十九日だ何だで忙しいって、ご先祖大切ってのは。これ日本人の価値観としてものすごく大きいとは思いますけど。一つ、ご先祖を大切にするゆう話についてジンギスカンの墓がどこにあるか、世界最大の帝国をつくったのはジンギスカンですよ。西はハンガリーで東は朝鮮半島まで世界最大の帝国をつくったのは間違いなくジンギスカン。このジンギスカンの墓はない、だれも知らない、と言うんだね。人様の墓をあばくなんてことはことは薄気味悪くてできないけどもみんなないんだ。しかしジンギスカンの墓と言うけれども、ジンギスカンは騎馬民族だったから多分墓って物を持つ感覚がなかったのかと。しかしそのジンギスカンに占領された地域というのは先進諸国にはならなかった。違うかね。ジンギスカンに占領された地域は占領されなかった西洋、東の端は日本、それ以外は全部占領された地域は結果としてですよ、先進国にはならなかった、今まではね。それは歴史として反論がいっぱい出てくると思いますよ。学者でもなんだ偏った歴史観持ってって言うやつもいっぱいいると思う。しかし事実として少なくともハンガリー語はモンゴル語と基本的に文法は同じですから、お尻に痣があるところも西洋人じゃハンガリー人とフィンランド人でしょ。だからそれはかなり血が混じってるよ、蒙古斑点があるのは、日本人とか。そういった意味ではかなり血が混じっているんだと思います。だけど少なくとも今言ったようなのは歴史観でいくと、ご先祖を大切にする、われわれのAncestorを大事にするっていうのは外国人に言ったらみんな黙るよ。俺たちの基本はこれだ、だから俺たちの家族というものの前に、おまえら家族が大事っていうけど家族の墓なんてものをどんくらい大切にしてるか言ってみろって言われてアメリカ人ですらすら答えてる人は少なくともいい家の子でもいません。だからそういった意味では何だかんだいいながら親父とかお袋とかご先祖とかいうものはきちんとしていくというのは、大事な日本人の価値観として今後とも大事にされるべきものじゃないのかなあ、というところでいよいよ時間なんでこれで終わらせてもらいます。すいませんけど、でもあなたからそういう質問が出てくるというのはちょっと顔からは想像しにくいね、あなたの顔からは、およそそんなことを聞きそうな顔じゃないけど。まああのいずれにしても機会頂いてありがとうございました。心から御礼申し上げます。