先日、ゆゆうた(@hontounoyuyuta)さんにインタビューしてきました。

 

ゆゆうたさんはニコニコ動画などで活躍している人気配信者で、主に弾き語りの動画を投稿しています。

 

アンチに住所を特定された際に投稿した動画「ゆゆうた、特定される」

 

http://www.nicovideo.jp/watch/sm31506800?cp_webto=share_iosapp

 

をなぜ投稿したか、なぜ自分から個人情報を発信したか…真意を聞いてきました。

 

 

 


人研  「住所を特定されて受けた被害の歌http://www.nicovideo.jp/watch/sm32483309もありますが、1番困ったことはなんですか?」

 

 

 


ゆゆうた 「夕飯を終え、ちょうど帰って来たときに出前が届けられたことですね。いや頼んでないです、と言っても、いやあなた鈴木悠太さんですよね?みたいな笑」

 

 

 


人研 「たしかにそうですもんね笑」

 

 

 


人研 「普通は住所や個人情報をを特定されると、多くは良くない方向に転がるものだと思いますが、ゆゆうたさんを見ていると差し入れやお歳暮が届いたりとむしろ恩恵の方が多いように見えます。その差といったものはなんでしょうか?

 

また、なぜ自分から住所を(すでにインターネット上で特定されたとは言え)拡散させるような歌を投稿したのですか?」

 

 

 


ゆゆうた 「ネット界隈だと、反抗勢力によって特定された情報が広まると皆それに便乗するので被害者へのダメージが大きくなるんです。そうすると逃げたくさくなるじゃないですか。特定され、やめてください、などと言って逃げようとしても生き物は追うものを逃げる習性があるので結局ダメージが大きくなってしまうんです。結局アンチというのはどんなに広まっていない情報でもそれを広める力はあるので、2chで住所が特定されてアンチがそれをTwitterなどで広める前に逆にこちらから広めてしまえばうやむやになるではと思って。」

 

 

 


人研 「たしかに実際うやむやになりましたね」

 

 

 


ゆゆうた 「こっちから広めたような形にすればアンチとしてももうどうしようもできないので特にそこから進展することはありませんでしたね。」

 

 

 


人研 「コメントなどで〈住所を公開することによって逆に自分の身を守った男〉などと有りますが、実際そのような側面もあるんですね。」

 

 

 


ゆゆうた 「そうですね。特定されて活動停止を余儀なくされたり引っ越したりする配信者の方もいますがそれをしても特定されたとか、公開されたとかいうという事実は消えないのでそれなら特定されたままで良いか、みたいな。アンチは結局、僕に不幸な目にあって欲しいんですよ。僕が特定されることによって引っ越すというのは僕にとって不幸じゃないですか。そうすると向こうの思い通りになってしまうんですよ。逆にお歳暮届きましたよ、とか知名度上がりましたよ、とかなればアンチはもう面白くないじゃないですか。僕1番嫌いなのがアンチって見えないところから石を投げるからデメリットが全くないじゃないですか。で、被害者が嫌な思いをすると満足する、みたいな。顔を出して情報を与えている僕らとしては対抗手段がほとんどないんですよ。そうなったときにアンチにダメージを与えられるのは特定されても不自由なく暮らしてますよ、みたいなことをされるとアンチとしては全く面白くない。まあザマアミロ、みたいな(笑)。散々労力費やして特定したのにそんなものか、みたいな。こっちは楽しくやってますよ、みたいな構図を作りたかったんです。」

 

 

 


人研 「結果的にそうなっていますよね。」

 

 

 


ゆゆうた 「そうですね。普通に仕事して普通に生活できています。」

 

 

 


人研 「なにか今後の目標のようなものはありますか?」

 

 

 


ゆゆうた「今までの活動はコミケ同人即売会などで、その中のアルバムの一曲を作ったりすることがメインだったので、それを1人で出してみたいというのはありますね。まだ全然分からないのですが、人に聞いたりなどにていつかアルバムなどで曲をだしてみたいというのはあります」

 

 

 


人研「ありがとうごさいました!」

 

 

 


ちょっとしたことですぐ炎上、個人情報の特定につながるこのご時世、ゆゆうたさんの考え方に人物研究会としても習うところ多々ありました。

 

終始丁寧に話してくれた姿が印象的でした。